玉ねぎの栄養と効能はケルセチンや硫化アリルにあり!加熱で栄養は損なわれるの?

玉ねぎには血液をサラサラにしたりする栄養が豊富。

お母さんからも「玉ねぎは体にいいから残さず食べなさい。」

なんて子供のころに言われたって人も多いのではないでしょうか。

いろんな効能があって健康的なイメージがある玉ねぎ

でも、実際はどんな栄養が、どんな働きをして、どんな効果が期待できるのでしょうか?

今回は玉ねぎが持つ栄養のお話とその効能について。

さらには、

  • 栄養をしっかり取り込む為には生がいいのか
  • はたまた加熱した方がいいのか

などなど

普段はあまり意識していない身近な野菜である玉ねぎの栄養や効能、調理における影響などを紹介します。

まずは玉ねぎには一体どんな栄養があるのかを見てみましょう!

玉ねぎに含まれる栄養について

身体にいい!

と言われている玉ねぎですが、意外な事に、

  • ビタミン類
  • ミネラル類

などの栄養は決して多いとは言えません

ミネラルでいうと唯一カリウムが多く含まれていますが、鉄分やカルシウムなどは、他の野菜と比べて少ないんです。

その代わりにポリフェノールの一種であるケルセチンや、イオウ化合物である硫化アリルといった、あまり聞きなれない成分がたくさん含まれています。

何だか化学的な話でお名前を言われても「よくわからない~」ってなっちゃいますよね。これらの成分は、私たちの身体にどんなよい影響を与えてくれるのでしょうか。

玉ねぎがもたらす効能について

玉ねぎが、血液をサラサラにするとか、ダイエットに効果があるといわれているのって、実は先ほど登場した ケルセチン硫化アリルなどの成分の働きによるものなんです。

それぞれちょっと詳しくみてみましょう。

ケルセチン

ケルセチンはポリフェノールの一種だといいましたが、ポリフェノールと聞くとそれだけで身体にいいイメージが湧きますよね。

ポリフェノールが多く含まれるものといえば、赤ワインやブルーベリーを思い浮かべるかと思います。いずれも、なんだか健康に良いということで話題に上がったりしますよね。

ケルセチンは強い抗酸化作用を持っているので、血管をしなやかで丈夫なものにしてくれます。そのほか、サラサラと流れる血液をつくってくれるので、血流を良くしてくれたりもします。

加えて、悪玉コレステロール減らしてくれたり脂肪の吸収を抑える働きもあります。玉ねぎがダイエットにいいというのは、このケルセチンに注目したものという訳ですね!

ケルセチンの効能

  • 強い抗酸化作用を持つ
  • 血管をしなやかで丈夫に
  • 血液をサラサラにする
  • 悪玉コレステロール減らす
  • 脂肪の吸収を抑える

硫化アリルについて

そしてもう一方の硫化アリル

これは玉ねぎを切る時に目が痛くなったり、生の玉ねぎを食べると感じる、独特なネギ臭さ辛みのもとだったりします。

ちょっと詳しく説明すると、硫化アリルというのには更に種類分けがされています。

  • ニラ
  • ニンニク
  • 玉ねぎ
  • 長ネギ

どれも同じようなニオイがして、切る時に目がショボショボしますよね。この4つにはどれも硫化アリルが含まれているからです。

更に種類分けされると

  • アリイン
  • 硫化プロピル

というのに分かれます。

ネット上では硫化アリルと硫化プロピルが、違うものであるかのように書かれているものもあるので、混乱しないようにまとめました。ここから先は硫化プロピルと呼びますね!

硫化プロピルについて

この硫化プロピルは、あの有名な血液サラサラ効果をもたらすもの。

血液がサラサラになるという事は、血圧が下がる、脳卒中・心筋梗塞の予防、動脈硬化の予防などにも繋がります。

他にも血液中の余分な糖や脂質を減らす働きがある事から、糖尿病の予防、中性脂肪値を下げる効果も期待できます。

ビタミンB1の吸収を促す

そして、硫化プロピルはビタミンB1の吸収を促すので、豚肉などと一緒に取ればB1の効能である、疲労回復や食欲増進、不眠、イライラなどの改善にも繋がります。

さらにその他にも整腸効果のあるオリゴ糖食物繊維、余分な塩分排出に役立つカリウムも含まれるので、例えビタミンやミネラルが少なくとも、玉ねぎは健康に良い成分をたくさん持った野菜といえるのです。

さて、そこで気になるのが、栄養をガッツリ全部取り込むにはどう料理するのが一番いいのかですよね。

野菜は加熱すると栄養を失うなんてよく聞きますが、玉ねぎの場合はどうなのでしょうか。

生と加熱するのとどっちがいいの?

実はこれ、一概にこっちがいい!とは言えません。なぜなら硫化プロピルは、空気にふれたり加熱する事で違う物質へと変身します。

空気に触れて酸化した時の名をトリスルフィド
加熱された時の名をセパエンといいます。

効能でいうと、 セパエンになってもそうは変わりません。ただ、血液サラサラ効果は、加熱した時の方が大きいといわれています。

硫化プロピルは水に弱い性質を持っているので、水にさらすとどんどんと逃げ出してしまうんです。加えて、気化しやすいという性質もあるので、切ってすぐに食べる必要があります。

生の玉ねぎを水にもさらさず時間も置かずに食べたらすごく辛いです。。

それなら血液サラサラ効果が上がって、しかも食べやすいセパエンの方が魅力的なのかなとも思いますよね。

セパエンに変身させるには加熱が必要ですが、数ある加熱調理の中でも「炒める」という方法が一番いいといわれています。

辛み成分だった硫化プロピルは、セパエンになると甘み成分に変わりますので、お料理の幅もグンと広がります。

まとめ

今回は玉ねぎの栄養や効能について紹介しました。

ケルセチンや硫化アリルによって血液サラサラ効果があるということがわかりましたが、加熱で栄養は損なわれるのかどうかについては、栄養物質が過熱によって変化するので何とも言いにくいところですね。

ポイントとしては、生で食べるなら、水にはさらさず切ってすぐに食べることと、加熱するなら炒めて甘くなってから食べるという点は押さえておきましょう。

玉ねぎはスーパーなどで気軽に購入できていろいろな料理に使うことができます。

日常的に食べているお野菜だからこそ、栄養吸収のチャンスを逃す手はありませんよね。病気を予防して、体調を整えて、あわよくばダイエットもできたら最高ですね。

それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました!

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