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屋上菜園 徒然草 1月31日

1月も終わり明日から2月、如月となります。
今、露地でも屋上でも冬野菜の収穫が続いています。

今回は最初に冬野菜の美味しさについて触れてみたいと思います。最近私の露地の畑で小松菜を収穫しました。大きくなった小松菜というより大松菜を収穫し、そのまま葉柄を食べてみたところ、びっくりしました。フルーツの香りがファーッと口の中に広がりました。そして甘くて、味の濃いこと。冬野菜の取れたての美味しさとはこういうものか、とちょっと感動ものでした。

私は畑に植わっている野菜をちぎって生で食べることがよくあります。農薬を使っていないのでそんなことができるのです。今はほうれん草が甘みを増し、何とも言えない美味しさです。冬は野菜たちが寒さで細胞を凍結させることが無いよう、養分を吸い上げ、細胞内の液を濃くしているのでしょうか。もしそうなら植物の知恵はすごいものですね。

北千住の屋上菜園のミックスレタス、青梗菜、パセリも元気に生長しています。千切って食べますと美味しく味が濃いのが分かります。
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でも食べてくださる方がいない(嫁入り先がない?)ので、見ているとちょっと寂しそうです。屋上野菜の本当の価値を分かってくださる王子様がドンドン出てくると良いのですが・・・。

ブルーベリーは順調に芽を膨らませています。地中ではゆっくりと根を伸ばしていることでしょう。
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イチゴは1月16日に寒肥をすきこんだ後、マルチングを3区画総延長30メートル行いました。冬の寒風に飛ばされないよう「大江戸野菜研究会式マルチング」です。人手のかかる作業です。屋上菜園では飛散などしないよう、いつもリスクマネジメント意識が要求されます。
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早ければ3月にはイチゴの愛らしい白いが開花するかもしれません。

今年はできるだけ早めに種まき、定植を行い、害虫の発生時期の前に野菜を収穫できるように段取りしていく計画です。時間差栽培とでも言ったらいいでしょうか。このあたりは
プロの農家の方達がノウハウを持っているので、ご指導を仰ぐことになります。

有機的農業は自然の生態系の中で営まれます。野菜だけではなく、昆虫、鳥などの生態を
研究しながらやっていく、環境的な、エコロジー的な活動だと気付かされています。そして野菜栽培は畑というワンダーランドで、人間性を回復するレクリエーション的活動でもあると。

都市生活者は野菜を育て食べるだけではなく、育てる時間、楽しむ時間という時間価値にも是非目を向けてほしいと思います。

徒然草第二十一段に、このようにあります。(荻野文子訳)

「月や花はいうまでもないが、風ほど人に風流心をつけるものはないようだ。・・・人里遠く、水や草の清らかなところをさまよい歩いているときほど、心の慰むことはあるまい」

屋上菜園ガーデンは現代の私達にとって新しい「風流」の場所になるかもしれません。


阿部

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