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屋上菜園 徒然草 10月16日

今日は素晴らしい秋晴れです。昨晩は満月でした。どこかの河原でゆっくりお月見をしたい気分です。


さて、北千住ルミネは屋上の一般開放後、土日には大勢の人が屋上に上がってきて、屋上緑化された芝生の上でくつろいだり、楽しそうに過ごしてしています。目立つのは子供連れです。
北千住駅近辺は公園がなく、ルミネ屋上の緑は住民にとっては、小さくても貴重な公園のような場所なのかもしれません。

現在お客様に対しまして、栽培中の野菜についての説明を「大江戸野菜研究会」の名前と「連絡先:阿部」という表示で掲示しています。生の栽培野菜をご存じない方には好評のようで、「ふ~ん、そうなんだ」と言って感心するように、また、それを見ながら子供たちにお母さんが説明している姿が大変ほほえましく思えました。
ちなみに、このようなものです;

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菜園の方はイチゴ、秋ジャガ、サツマイモが順調に生育しています。サツマイモはもうすぐ収穫ができそうです。
(サツマイモの写真)

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収穫時期については明日サツマイモの生育状況を見て判断することにします。そして確かめながら2回に分けて収穫したいと思います。

サツマイモは昨年と同じ場所で栽培しましたので、連作の心配がありました。連作するとネコブセンチュウが増加すると言われています。土はルーフソイルの新しいものを追加しましたので、元肥の牛糞は少なめにして、窒素肥料過多による「つるぼけ」をできるだけ抑えるようにしました。土の厚さは10cmです。今回は収量、形状、味、それぞれについて記録を取ることにします。

最近江戸野菜を栽培してみたいという動きが出てきています。地場の野菜は地場の伝統、食文化と密接な関係にあり、地場野菜を育てながら、さまざまなストーリーを「知る楽しみ」があります。

例えば埼玉県川越のイモ’紅赤’。由来は武蔵国川越領永井村の吉田弥右衛門が幕府から数個のタネイモを譲り受けたことが起源という説、あるいは弥右衛門の息子弥左衛門が上総国志井津新田から甘藷200個を5百文で買い求め南長井村に持ってきたのが始まりという説もあります。

後に明治31年に浦和で突然変異した紅色の川肌の藷を発見、それが通称金時、つまり紅赤になったとのことです。

なおサツマイモはナス目ヒルガオ科で、白い花びらの中心部分が赤紫の花を咲かせますが、本州では開花しないとのことで、私も見たことはありません。


サツマイモは文字通り薩摩藩で栽培され、痩せた土地でも良く育つので飢饉による餓死対策食料として徳川吉宗の時、関東にも広められました。

さて江戸野菜の殆どは参勤交代が始まったころから、各藩が国許の野菜を江戸に持ってきて栽培したのが始まりと言われています。火山灰土に由来する粘土質と砂質土壌とからなる関東ローム層は肥料分が少なく、野菜の栽培またそれに伴う品種改良ではさまざまな苦労があったことと、思います。
野菜づくりの基本は土にある、と言われますから。

屋上で野菜を作る場合、やはり2つの点で<再現性>が大事だと改めて思います。誰がやってもある程度はできるということと毎年大体同じような成果が出る、ということです。そのようなことを可能にする土として、ルーフソイルは農作業を身近なものにしましたし、誰でも成功体験を持つことができる、という点でやはり画期的な土だと言えるのではないでしょうか。


飛行する種子秋風にさからはず        (神生彩史)

阿部

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