9月迄の暑さがまるで嘘のように肌寒い日々です。
春と違い秋はサイコロが転がるように、円くではなく直角的に気候が変わっていくようです。
今年はまだ赤とんボを見ていません。確か昨年の今頃は北千住の屋上でも、露地の畑でも赤とんぼの群れ飛ぶ有様を見たように思うのですが、ちょっと気になります。
秋は、収穫と秋・冬野菜の種まき、苗の定植と忙しい日々が続きます。夏の暑さはもうありません。快適な気候の中での作業ですから、それほど疲れません。春も夏も冬も好きですが、やはり秋が一番です。特に錦秋の頃迄の秋が。
さて北千住の屋上菜園では秋ジャガイモのデジマと赤ジャガのアンデスレッドの芽が出てきました。昨年も秋ジャガイモの栽培をしました。春に植えるジャガイモと 比べ収穫量はやや落ちますが、それなりに収穫できます。春と同じように芽掻き、土寄せ、追肥を行い、11月末頃の収穫になります。秋ジャガは花をつけない ことが多いようですが、収穫には影響はなさそうです。それでも可憐なジャガイモの花をできれば見たいものです。

目を凝らしてみてください。小さいので見逃しそうです!
また定植したイチゴが活着し、元気にクラウンの葉を伸ばしています。200本前後の苗をチェックしましたが、皆良い苗です。来年の春、北千住の屋上菜園にはきっと甘い、素晴らしい香りが拡がることでしょう。

今年はイチゴの苗が供給不足と聞いています。価格もとよのか、宝交早生、紅ほっぺなどは250円前後と高くなっているようです。もしこれからイチゴの苗を買って、定植を予定している方がいましたら品切れになる前に早めに入手した方が良いと思います。
昨日北千住屋上菜園用にホワイトセロリ、ミックスレタス、ミニキャベツの苗、そして玉葱の球根を買ってきました。今週金曜日、第四区画に植える予定です。
これで第一区画(イチゴ)第二区画(秋ジャガ)第三区画(イチゴ)第四区画(カリフラワー、ホワイトセロリ、ミックスレタス、ミニキャベツ、玉葱)第五区画(サツマイモ)となります。
一般公開で来てくださるお客様にもきっと楽しんでいただけるかと思います。間に合えば11,12,13と三連休となりますので、その前に各区画毎に野菜の写真をパウチに入れて掲示する予定です。
屋上に来られる多くのお客様に「屋上でこんなにいろいろな野菜が育てられるんだ」と思って頂ければ、嬉しいことです。
「東京の人口の約三分の一の500万人が1㎡の菜園を作ればおよそ東京ドームの117個分の大きさに匹敵する500万㎡の農地ができます。(高汐事務局長 しんくみ 2008年8月号)」とのことです。
大江戸野菜研究会の関係する栽培現場をいわば展示場としても活用させて頂ければ、500万㎡への展望が開けてくると思います。そして栽培している当事者である私達が屋上菜園でなければ味わうことができない楽しさ(旬の野菜の採れたてを食べることができる、安心・安全な野菜を食べることができる)を身を持って伝えることが大事なことだと思うのです。
鰯雲人に告ぐべきことならず (加藤楸邨)
1年も2/3を過ぎ、秋の青空を仰ぎながら人は深まる想いに導かれ、さらには決意を新たにすることがあります。口に出さず、秘すれば花なのかもしれません。