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野菜栽培マニュアル


土の養生、メンテナンス

屋上菜園で新しい土(ルーフソイル)を初めて使い、野菜を栽培・収穫した後、土の中には沢山の細かい根が残り、また土の一部が固まったりします。
従い、2回目以降の種まき、苗の定植のためには、土の養生、メンテナンスが当然必要になります。

露地の野菜の栽培では、天地替え(耕起)して、土を砕き(砕土)、畝を作ります。この3種類の基本作業を繰り返し行います。天地替えと土を砕く作業をスコップと鍬を使って行ったり、あるいは小型の耕運機を使って行ったりします。

私の場合は自分の畑ではスコップと鍬を使って作業をしています。いくつか理由はありますが、その中の一つは畑の中のミミズをなるべく傷つけたくない、ということがあります。
天地替えと土を砕くことによって、土の中に空気(酸素)が入り、水はけが良くなり、また土がフカフカになり、きめ細かくなり、種まき、苗の定植がスムーズにできるようになります。


 
ルーフソイルの場合は土を砕く作業は殆どありません。ただ少し固まることがありますので、砕くというより解す(ほぐす)作業となります。天地替えと言っても土厚が10cmですので、スコップを使う必要はありません。移植ゴテで十分です。

屋上菜園の土であるルーフソイルには普通の土とは違い、虫の卵、幼虫などは全く入っていませんが、ポット苗を定植した場合などはポットの中の土にヨトウムシなどの卵、幼虫が入っていることがあり、それが屋上の土の中で成長する、ということがあります。
従い、屋上の土の天地替えの場合はこれらの虫の除去を丹念に行うことが必要です。

当初は土解しと虫の除去のため市販の直径30cm前後の円形のフルイ(篩)を使い、天地替えした土を解し、虫を見つけたら除去する、ということをしていましたが、これでは時間がかかりすぎるため、北千住屋上菜園栽培チームでは特製のフルイを手作りで作りました。縦80cm 横60cmの木枠のステンレスに金網を張ったものです。

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この特製のフルイを使い2人一組で作業をしますと、1㎡ 100リットルの土であれば30分もかからずに土解し、そして虫取りができます。

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北千住屋上菜園では大抵1回で6㎡分、600リットルの土の養生をしますので、上記のような大きなフルイを作りましたが、小規模であれば当然フルイのサイズも小さいもので大丈夫ですが、網目の大きさは1cm前後が作業上、良いかと思います。

フルイにかけられた土はフカフカの土に戻ります。フカフカで雑物の少ない土に堆肥(現在北千住の屋上菜園では完熟牛糞を使っています)を漉き込み、PH調整とミネラル補給のために貝化石石灰を散布し、1~2週間ほどそのままにして、次の種まき、苗の定植に備えます。

フルイにかける、というのはフルイを動かして網目から土を落とすということですが、最近ではフルイを動かさずにフルイの上の土を手で撫でて、裏漉しするような感じで土を落とし、虫を除去しています。
屋上菜園栽培チームなりにいろいろ工夫をしていますが、もっと良い方法があるかもしれません。ご教示いただければ幸いです。

次回は屋上菜園でのマルチングの仕方について説明します。屋上菜園では何かが飛散するということは絶対有ってはならないことです。マルチングに使ったフィルムが飛んだりしたら大変なことになります。そのため屋上菜園のための独特のマルチング方式を考えました・・・。

大江戸野菜研究会 HP 野菜栽培マニュアル
技術管理部会長 
阿部 義通


この記事は私が書きました。
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屋上菜園栽培マニュアル

屋上で野菜を育てる。露地と比べてやはり違うところが当然あります。私は自分でも家の近くに市民農園を借りてサタディーファーマーをやっていますので、露地と比べながら屋上菜園の特徴が上げていくこととします。


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